長期修繕計画書作成に伴う現地調査

8月5日、

管理会社(建設部施工管理課)は管理組合立ち合いの下、長期修繕計画書作成に伴う現地調査を行いました。

 

長期修繕計画書とは、マンションの共用部分を将来にわたり適切に維持管理するために、管理組合が作成する計画書です。屋上防水や外壁、給排水管、エレベーターなど、年月とともに劣化する設備や構造部分について、修繕が必要となる時期やおおよその費用をあらかじめ見通し、必要な修繕積立金の目安を示します。これにより、急な大規模修繕でも費用不足に陥らず、計画的に工事を行うことが可能となります。

 

国土交通省の「マンション標準管理規約」や「長期修繕計画作成ガイドライン」では、管理組合に対して長期修繕計画の作成と定期的な見直しが推奨されています。特に、計画はおおむね30年間を見通して作成すること、見直しは少なくとも5年に一度行うことが望ましいとされています。見直しによって、建物の劣化状況や工事費用の変動に合わせて計画を更新できます。

 

このように、長期修繕計画書はマンションの安全性や快適性を保つだけでなく、住まいの資産価値を守るためにも欠かせない重要な役割を果たします。